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【京都観光】下鴨神社と広大な糺の森を散歩してきた!(森見登美彦作品巡礼)

【京都観光】下鴨神社と広大な糺の森を散歩してきた!(森見登美彦作品巡礼)
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京都観光!
下鴨神社と糺の森

数年ぶりの京都旅行に行ってきましたが今回初めて『下鴨神社』と『糺の森』に行ってきました!

「世界遺産を見に行きたい!」と言う理由ではなく、実はある小説の影響で行ったのですが、意外と見どころがありました!

サラッとにはなりますがどんな感じだったかご紹介したいと思います!

Natsumi

京都の自然と歴史がギュッと詰まった優しい場所でした!

京都最古の神社!
下鴨神社

京都最古の神社! 下鴨神社

まず始めに向かったのが『下鴨神社』! この朱色が美しい楼門がシンボルにもなっています。

京都を流れる鴨川の上側にあるのが『上賀茂神社』、下側にあるのが『下鴨神社』ですが、下鴨神社の正式な名前は『賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)』というそうです。どちらも世界遺産に認定されている歴史ある神社ですね!

下鴨神社は京都最古の神社で、西本殿にお祀りされている神様は京都の守護神なのだそうです!

国家国民の安穏と世界平和を御祈願する守護神なので、この時期に来て手を合わせられて良かったのかもしれません。

私はバスで『下鴨神社前』で降りて横から入ったのですが、出町柳から糺の森の表参道を通って参拝するとこんな風に鳥居とその先に楼門が見えて綺麗!

神が宿るさざれ石

下鴨神社さざれ石

これは国家に出てくるものとは違うそうですが、ここにも『さざれ石』と呼ばれるものがありました!

小さな石が大きな岩になると信じられている神の宿る石

ここにあったのも結構大きかったのでかなりの年月が経って大きくなったのかもしれませんね!

 

下鴨神社のみたらし池で
『水みくじ』をやってみた!

下鴨神社のみたらし池で 『水みくじ』をやってみた!

本堂を左側に抜けるとあったのが『みたらし池』。そこで『水みくじ』という面白いおみくじができます!

みたらし池の奥にある授与所でおみくじを買うことができるのですが、はじめは何も書かれていません!

ですが▼みたらし池につけると…

下鴨神社みたらし池で水みくじ

ジワジワと文字が浮かんでくるのです!おもしろい!

見事大吉を引くことができたので有難く持ち帰りました!(おみくじは糺の森を散歩しながら乾かしました!笑)

因みにこちらのおみくじは3~4回分だそうで家庭の水でも文字は浮き上がるそうです。

京都に残る広大な森
糺の森さんぽ

京都に残る広大な森 糺の森さんぽ

下鴨神社をお参りしてお御籤を楽しんだ後は広大な糺の森をお散歩しました!

下鴨神社境内を取り囲んでいるこの『糺の森(ただすのもり)』は何と東京ドーム3倍分の面積があり、樹齢200~600年の樹木が約600本…京都の中に古くからある自然が今もなお残っているのです!

因みにこの糺の森では夏になると『古本市』が開催されます。そうです!『夜は短し歩けよ乙女』で【先輩】が【黒髪の乙女】の為に奮闘した『下鴨納涼古本市』です!

先輩と乙女が1冊の絵本を求めて駆け巡った…下鴨古納涼本まつり!

下鴨古本市

糺の森で8月の中頃に開催される『下鴨納涼古本まつり』は京都だけでなく、大阪・兵庫・奈良の古本屋が集まる夏の恒例行事。

『夜は短し歩けよ乙女』では意中の黒髪の乙女が探し求める絵本を手に入れるべく先輩が体を張って死闘を繰り広げます。

2020年はコロナの影響で中止となってしまいましたが…いつか私も古本の海を渡り歩いてみたい…!

画像出典:糺の森だより

★『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦

京都を舞台に大学のクラブの先輩が後輩の黒髪の乙女とのバラ色のキャンパスライフを手に入れるべく奮闘する物語。
【学生ならではの愉快さ】×【京都という独特な土地柄】×【思うようにならない恋】が合わさった爽快な恋物語。

  

そしてこの本だけではなく、同じ森見登美彦作品の1つ『有頂天家族』では狸の寝床にもなっているのがこの糺の森なのです!

糺の森は狸一家の寝床!?

人間は街に暮らし、狸は地を這い、天狗は天空を飛行する。平安遷都この方続く、人間と狸と天狗の三つ巴。それがこの町の大きな車輪を廻している。(中略)。私はいわゆる狸であるが、ただ一介の狸であることを潔しとせず、天狗に遠く憧れて、人間をまねるのも大好きだ。

引用:有頂天家族

お分かりでしょうか…京都には人間だけでなく、山に澄み(稀に出町商店街の北にあるアパートに住居を構える)空を飛行する天狗と、化けた狸が暮らしているそうです!!

この物語の主人公でもある狸の下鴨一家がこの糺の森で暮らしているんですね!

糺の森は狸が暮らせるほどの自然があって本当に気持ちの良い場所でした。

京都観光糺の森

★『有頂天家族』森見登美彦

京都を舞台に主人公、下鴨家三男【下鴨矢三郎】を取り巻く物語。恩師であり天狗の力を無くした【赤玉先生】、人間から半天狗になった初恋の美女【弁天】、年に一度、狸鍋を食う人間の集い【金曜倶楽部】…不思議で愉快な物語。

終わりに

以上、下鴨神社に糺の森でした!

目的の殆どが聖地巡礼でしたが、京都の自然の部分も触れることができて良かったです!

関西に住んでた時期があったので『京都は隣県』くらいにしか思っていませんでしたが、森見登美彦作品を読んでから来た京都は面白かった!

『ただの歴史のある森』ではなくって、『先輩が奮闘した古本市がある森』『阿呆な狸が暮らす森』ですからね!空を天狗が飛ぶかもしれないし、京都の大学生が意中の乙女の外堀ばかり攻めているかもしれない、猫でダシを取るらーめん屋台『猫らーめん』に出くわすかもしれない!!

味わい深い京都旅行でした。ニッコリ

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