東京・日本橋の夏の風物詩にもなっていた『アートアクアリウム』。
ついに去年、その展示に終わりを迎えた…かと思いきや…なんと2020年から日本橋に常設展として帰ってきました!
その名も『アートアクアリウム美術館』!
毎年のように足を運んでいましたがやはり一目見るべく早速行ってきましたよ!
今年も展示物やカフェブース、お土産まで写真を撮ってきたので様子をご覧ください!
2020年東京常設展
アートアクアリウム美術館
2020年8月末よりオープンした【アートアクアリウム美術館】(常設展!)。
『生命の宿る美術館』として30,000匹を超える金魚(鯉もいる!) をアートアクアリウム独自の方法、美しい水槽に音や光を合わせて展示します。
常設展になったことでチケット価格も千円ほど上がり、「内容が去年・おととしと変わらない感じだったら損だな」と思っていましたが…
感想はのちほど述べるとして、早速私が見てきた【アートアクアリウム美術館】をご紹介しましょう!
アートアクアリウム美術館
館内マップ
アートアクアリウム美術館は常設展になったこともあり、独自の2階建ての建物で行われていました!
▼こんな感じのマップに私が撮った写真を添えてみましたよ!
1階は展示物
ご覧の通り1階には展示物がみっちり!通路両端、そして道の真ん中にも展示物があるので見ごたえがあります!(ですが通路が狭いので若干”密”が気になりましたが…)
2階は飲食・カフェ・お土産・金魚にまつわる展示物
2階は金魚にまつわる展示物が少しあるのとカフェやお土産ブース。
因みにトイレは1階入り口付近・2階カフェ『愉悦』奥にありました。
音声ガイド
入り口付近には音声ガイドの貸出し(25分600円)もあります!
声が斎藤工さんなので好きな方は是非!(私は利用していません!)
アートアクアリウム美術館
展示内容
お待たせしました!ここからは展示物の写真を一部載せたいと思います!
細かい説明は端折りますが最後に2つだけ素敵だった展示をピックアップしたいと思います!
それではご覧あれ!
金魚の展示物
アートアクアリウム見どころ①『花魁』
金魚ブース一番の見どころがこの『花魁』なのではないでしょうか。
『花魁道中』を見て、『金魚大門』をくぐり、この『花魁』にたどり着くのですが、この展示のストーリー性も素敵ですよね!
ですが、この『花魁』という展示自体のストーリーも素敵なんですよ。
花魁
この『花魁』の巨大水槽は江戸の遊郭を表現していますが、実はこの中に入っている金魚は”〇匹幾ら”と束で売られる名もなき金魚たち。
花魁の美しさと金魚鉢の中(花魁の世界)でしか生きることができない儚さ…まさに花魁を表現しているそうです。
なんとも切ないストーリー…
アートアクアリウム見どころ②『金魚の杜』
もう一つの見どころは『金魚の杜』。展示会の真ん中にあり、1階から天井まで筒抜けになっているので1階から見ることも、2階から見下ろすこともできる壮大な展示でした!
円柱型で等身大以上の水槽がいくつも並び、頭上にはプロジェクトマッピングもある、まるで魚の世界に迷い込むかのような不思議な空間。
水槽に近づいて見るのも楽しいし、少し離れて見ても全体の色や光が変わっていく様子が美しい!
1階展示の最後にこれを見れたのも良かったです!
その他の展示物
アートアクアリウム美術館では金魚だけでなく、金魚にまつわる展示物があります。こちらも一部ご紹介!
浮世絵の階段
浮世絵が天井近くまでズラリとかけられた印象深い階段。ここでインスタ映え写真が撮れること間違いナシ!
東海道五十三次の浮世絵
私が旧東海道品川宿付近に住んでいることもある、興味をそそられたのがコチラの一枚。
今は旧東海道の海側にも建物があったり、川を隔てて埋め立て地がありますが、昔はこんなにも海辺だったんだなぁと…!
花魁の浮世絵
1階展示会場の壁にも、階段にも、そして2階にも多くある浮世絵。その浮世絵にも金魚が描かれているものが殆ど!
この浮世絵の花魁はまるで海かのような水しぶきと威勢の良い金魚が描かれた着物を着ています。
金魚が流行った江戸時代、着物にも流行りが描かれていて面白い一枚!
金魚の着物
上の浮世絵の近くに展示されているのが実物の金魚の着物。
数枚飾られていましたが、どれも金魚の愛らしい姿が着物に描かれていて素敵でした!
全部ではありませんが、以上が金魚と金魚にまつわる展示物でした!
アートアクアリウム美術館
飲食店・カフェブース
お次に紹介するのが2階にある飲食店・カフェブースです!
軽食やドリンクを楽しむことができる『能松』、そしてカフェの『愉悦』があります。
飲食×伝統芸能『老松』
こちらが軽食とドリンク、更に伝統芸能を楽しむことができる『老松』です。
テーブルの奥に舞台がありそこで『老松』が披露されるそうですが、現在は開催情報がないのでもしかしたらコロナの影響もあり、やっていないのかも…?
八十四能面
こちらは『老松』の裏側の壁に掛けられていたもの。
小さいお面ながらもこれだけズラリと並ぶと迫力がありました!
いつか『老松』も見てみたいですね!
カフェラウンジ『愉悦』
そしてこちらがカフェラウンジの『愉悦』。こちらは主にカフェやスイーツを頂けるようです。
お土産屋で売っている『更紗ロール』もここで頂くことができますよ!
アートアクアリウム美術館
グッズ・おみやげ
2階の出口付近にあるのがお土産・グッズコーナー。
小物・食器・お菓子などの金魚グッズが種類豊富にありました!
この記事だけでも写真が多くなってしまったのでお土産・グッズは▼こちらの記事でご紹介します!
アートアクアリウム美術館
感想
(批判・金魚がかわいそうという意見に対して)
最後に私が見たアートアクアリウム美術館の感想です。
このアートアクアリウムは2007年から始まり、ここ数年では話題&人気の展示会。
私が初めて見たのが2018年でその頃には「金魚の状態が悪くかわいそう」「動物虐待」などの批判も多くありました。
今回見た中にもぐったりしている金魚、1つの水槽内の多くが病気にかかっているのも目にしました。私も金魚が大好きで金魚を飼っていたので、こういった金魚を見ると心が痛みます。
運営サイトには『長年やってきて金魚の管理もきちんとやっている』と書いてありますし、それも事実だと思います。
どれだけ大切にしていても少し環境が崩れただけで病気にかかってしまったり、病気から立ち直れない金魚の繊細さも知っているので、やっぱりこういった展示をしていると難しいことも多いように思います。
本来金魚が好む環境ではない水槽も多く、和金と違って美しいけれど弱い個体も多い 。
大水槽『花魁』には雑種で比較的強い個体や、『金魚の杜』に入っているのも鯉であったり、”展示水槽”と”金魚”をなるべく釣り合ったものにする配慮も見られたので全部が全部ではないですが…。
本音を言うと、あの環境で病気をしないのは不可能に近いと思います。もちろん100%元気な金魚を保つ管理をしてほしいですが!
実際にこの展示会では普段ショップでは見ることができないような種類の金魚も展示しています。『金魚品評』では珍しいく可愛らしい金魚を落ち着いた状態で見ることもできますし。
美しい展示ですが、金魚の悲しい姿を見ることもある… 自分の中で折り合いをつけて見る、もしくは金魚を想うからこそこの展示に行かない、というのも有りだと思います。
私はこの展示を見てやっぱり金魚の可愛さは最強だと思ったし、更なる金魚飼育意欲が高まりました。(現在別の魚がいるので金魚は長らく飼えない!涙)
アートアクアリウム美術館
チケット情報
ここでは私が利用したお得なチケット情報を書こうと思っていましたが現在それが終了してしまったので、サクッと種類と金額を書くだけにしようと思います!
▼現在発売しているチケットはこちら!※税込み価格
日時指定入場券 | 当日券 | アフター6入場券 |
---|---|---|
値段:2,300円 | 値段:2,300円 | 値段:2,000円 |
音声ガイド:500円 | 音声ガイド:600円 | 音声ガイド:500円 |
2020年9月上旬現在、販売しているチケットはこの3種類のみ!日時指定で購入すると音声ガイドが100円安いくらいです。
当日券だと完売している場合があるようなので、日時指定入場券でWEBチケットを購入するのがオススメ!
アートアクアリウム美術館
割引入場券終了
8月末くらいまでは『早割り入場券 2000円』と、GoToキャンペーンが都民だけ使えないことに対して都民限定のチケットが確か平日限定で1900~2000円であったのですが、現在は販売を終了したようです!
チケット購入場所
WEBチケットは現状、▼公式サイトからの購入のみです。
メールアドレスを登録 → 日時指定入場券を購入 → アドレスにQRコード画面ようのURLが送られてくる、と言う流れ。
またチケットを購入できるコンビニはローソンの『ローチケ』のみとなっているようです。
アートアクアリウム美術館
概要
ここでは営業日時・アクセスの情報とコロナ対策がどうだったかについてサクッと書きたいと思います!
営業日時
営業時間:10:00~20:00
最終受付:21:30
休館日:なし(年中無休)
所要時間は1時間~1時間半!
展示をサラッと見るだけなら30分あれば十分ですが、恐らくここへ来る方は写真を多く撮る方が多いのではないかと思います。
写真もモリモリ撮りつつ、お土産もじっくり見たい方は1時間から1時間半は余裕を見ておくと良いと思います。
更にカフェにも行く方は30分から1時間を足すと丁度良いのではないでしょうか。
アクセス
★最寄り駅:三越前駅
・銀座線・半蔵門線
⇒A1出口から徒歩2分
★最寄り駅:日本橋駅
・銀座線・東西線・都営地下鉄浅草線
⇒B12,D4出口から徒歩7分
アートアクアリウム美術館
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町1丁目3番9号
混雑状況とコロナ対策
私が行ったのは9月上旬の平日、午後13時頃。待ち列・入場規制なく入ることができました。
中の混雑は2階はカフェ・お土産屋共にガラガラに近い状態でしたが、1階の展示ブースは8~9割ぐらいの込み具合。
と言うのもこの展示会場は壁側・そして真ん中にも展示物が置いてあるので必然的に通路が狭い!そこに見たい人と通りたい人がごちゃっとなるので、正直 ”密” は回避不可能。
▼こんな感じです。
まだ平日だったからこんなもんで良かったのか、休日の混む時間帯には入場規制があるとは思いますが、混雑は避けられないかもしれません…
開館直後・閉館直前の時間帯だと比較的空いているのでオススメです!
因みにコロナ対策はと言うと、入り口での一人一人の検温&手のアルコール消毒がありました。
おわりに
以上、アートアクアリウム美術館レポでした!
去年終わったと思ったアートアクアリウムがまた今年も見ることができて良かったです!しかも常設展なのでこれからいつでも見に行くことができますね!
また金魚が恋しくなったら見に行こうと思います!
▼お土産・グッズ紹介記事はこちら!
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