ムンバイの衝撃を写真にのせて
起こったできごと
2018年の9月にインド(ムンバイ)に旅行に行ってきました!
この記事に辿りついたアナタはきっとこれからムンバイへ向かう方なのでしょう…
「怖いな不安だな」
そう思っているに違いない!!
はじめに一言物申します
インドは何もかもが予想外!!
これが私の実際に行って思った感想でありました。
意味がわからないことだらけだった!
日本に住んでいても起こらないことがムンバイでは簡単に起こり得てしまうのがムンバイ!
つまり…
夫は足を突っ込んだのです!
牛のフンの山に!!
さて前置きはこの辺にして実際にムンバイを歩いて撮ってきた写真を現地で起こった出来事・体験談と共にご覧頂きましょう!
安全な日本から眺める写真一枚一枚が味わい深く、面白い。
これがディープ・ムンバイだっ!!
えげつない道路事情
まずムンバイの国際空港に到着した後、ホテルへ向かうタクシーでムンバイの洗礼を受けました…
ムンバイ交通量・運転技術・諸々を無視する図太さがヤバい!
一度タクシーに乗って道路へ出れば3つ以上はツッコミどころが出てくる、そんなムンバイの道路事情がこちら。
探してもないよ!シートベルトの受けとめる方!
まさか、と思ったアナタ!そのまさかです。私たちも理解できませんでした。タクシーの運転手に「まぁ…大丈夫!へへ」って言われるまでは!
なんと、シートベルトのあのガチャってやつ、そう、受けとめる方が無かったのです!!
「無いのが当たり前」みたいな涼しい顔をして車を走らせる運転手に震える私たち。
この後、ムンバイには無いものだらけだと気付くことになるのです…
交通ルールは無いに等しい
語り出せばキリが無いのでここは箇条書きにさせて頂きましょう。
嘘だと思うかもしれないですがこれが2018年現在のムンバイです。
・「クラクション禁止マーク」は無意味。鳴り止まないクラクション
ムンバイのクラクションはマジでやかましすぎる! 信号が青になる直前から何故かクラクションを一斉に鳴らし始めるのです!
音を出せば青になると思っている……?
・橋の上の「写真禁止」も同様に無意味
橋に入る前に【写真禁止マーク】があり、『運転中に写真撮る奴なんかいるんかな?』と思っていたらここにいました。笑
しかも撮った写真見ながらニヤニヤしている。笑
・ヘルメットはしてもしなくてもOK
ヘルメットナシでも取り締まらない人工的に余裕のある国、インド。
道路上の乗り物は大体運転が荒いので簡単に逝ってまうと思う…
・こんな暑い国で車のクーラーはあったりなかったり
年中暑いインドですがクーラーがまだ全然整っておらず、乗り物はもちろん建物も窓がない家が多いです。(電車は扉すらない。笑)
因みにタクシーはクーラー有りだと無しよりも値段がちょっぴり高い!
・高架下で商売する人たち
日本も高架下のスペースを建物にして商売や生活をしていますけど、ムンバイは露店を開いておりました。
あとビックリしたのは赤信号で車が停まると物乞いを始める人がいたことですね…私たちは外人だったので見るなり去っていきましたけど…
↓こちらは私がタクシーの中から撮ったムービーです。街の様子がわかるかと思います。
神の住む国、インド
お次にビックリしたのがインドの宗教について。
勿論インドがヒンドゥー教・イスラム教の国だという事は知っていましたが街にもそれが現れていました。
ですがムンバイの場合は祀り方が斜め上。
「…なんかすごい音(デジタル音)するよね」と見た先にはド派手な祭壇場所があったのです…
・お祭りの時期に各地に出現する祭壇
私が行ったシルバーウィークのあたりは丁度ヒンドゥー教のお祭期間で特に騒がしい時期だったようです。
絵面だけじゃなく、大音量で流れる音もまぁ騒がしい。笑
日本とは祀り方が正反対!
・象の神様、ガネーシャ
こんな感じのド派手なものも多かったですが、道端にこじんまりしたタイプのものもありました。
・インド流の鳥居
祭壇台だけでなくその周りも煌びやか!笑
神様の周りをイルミネーションで飾りつけるのがインド流!
ホテルにいるとなんか外から楽器の音が聴こえてきたので外に出てみると、楽器を叩き、踊りながら街を練り歩く人々が!
神様のフンに足を突っ込んだ日
さてここで冒頭のアレに戻りますが…インドの神様はこれだけじゃありません。牛です。
何故牛が聖なる動物なのかというと、神様(シヴァ)の乗り物だからだそうです。日本でいうお稲荷さん(狐)みたいな感じですね!
さてこの牛がムンバイにどのくらいいたかというと…意外にもムンバイにはそんなにはいませんでした。たまに見るくらいです。
牛は思ったほどいなかった印象なのにその時は訪れました。
インドの街並みをカメラに収めている時、隣から
べちゃぁ!
という音が…
振り向くと何故気付かなかったのか不思議なくらいのフンの山に足を突っ込んでいる夫がいました。笑
ティッシュやウエットティッシュを多めに持っていて良かったです。
この後ものすごいスコールが降り、雨宿りしていると物乞いのお爺さんに声をかけられ、なんともカオスなひとときを過ごすこととなりました…
心を惹かれるムンバイの街並み
山みたいになっていた牛のフンに何故足をとられてしまったか。
それはムンバイの街並みが美しかったからです!
どれも古いのですが、日本とは全く違うその姿に心を惹かれました。
ムンバイはイギリスの植民地だったのでその時代に建てられた建物が西洋風で美しいのです。
年季の入った建物も多くありましたけど、なんかインドっぽくって良かったな!
ムンバイの様々なお店
街はこんな風にどこも古くて日本とのあまりの差に見とれてしまったのですが、その道中にはお店も見かけました。
最近できただろうお洒落で綺麗な看板のお店から、道中にあるのにめちゃめちゃ混んでいる屋台まで様々でした。
私が実際にムンバイで食事をしたお店は▼こちらに書いているので是非合わせてご覧ください!
インド門
ムンバイの観光地として一番に上げられるのが【インド門】!
海辺にある大きな門で、イギリス領だった時代に建てられた記念建造物だそうです。
このすぐ側にはムンバイの5つ星ホテル『タージマハルホテル』があり、そこも観光スポットとなっているようです。
私はちょうどこのホテルに泊まったのですが、その部屋からインド門が見えました!
・タージマハルホテルからの眺め
部屋にいる時にはよく窓からインド門を眺めたのですが、インド門には朝も夜も人がいましたよ!
この日は朝から何かのイベントがあったようで人が入れなくなっておりました!
こちらはインド門の入り口付近。路上には観光客と物売りの人でごった返していました。
路上でフルーツやナッツを売る屋台。
インド門前の人込みはこんな感じ!
インド門にはインドの人たちも観光に来るのかいつも人が多い!
こちらがインド門前から見たタージマハルホテル。
この辺りには写真を商売にしている人も多く、カメラを持った人によく声をかけられました。
ですが声をかけられたのはそれだけではありません!
薬も売ってる!
この写真を撮る人たちには注意して欲しいのですが、「写真撮る?」と聞かれるので断ると「じゃマリ○ァ ナは?」と聞かれました。こんなにもフランクにマ ○フ ァナを勧めてくるのです!笑(もちろん断りましたが)
それだけでなく夜のガネーシャのお祭りを見に街を歩いていると、夫は通りすがりのインド人に顔をギリギリまで近づけて「マリ○ァナ」と言われたそうです。(女の私にはやってこなかったので一応配慮があるのかな…?)
押し売りとか、別のところに連れ去られるとか、そんなことはなかったので断ったり無視すればいいレベルだったので良かったですが…常に注意しておくことは必要かもしれません。
様々なムンバイ
ここまでも日本とは全くちがったムンバイという独特な写真や様子をお届けしましたが如何でしたか?
ムンバイは道を歩いているだけでもハラハラドキドキできる街でした。
さて最後に忘れてはいけない、あの子たちの紹介です!
野犬、めっちゃいる!
インドにもいました、野犬!しかも街中で結構見かけました!(タイにもいましたがタイは田舎の方に多く、街中には殆どいなかった気が…)
ムンバイの野犬は街に溶け込んでいて、本当に多く見かけます。どの犬も中型犬くらいで賢そうなので、大人しくしている犬が殆どでした。
こちらはムンバイの文化遺産【チャトラパティシヴァージーターミナス駅】前にいた野犬。
あの行きかう人の多さで何故踏まれないのか不思議!
ホテルの周りにも結構いましたよ!
交通量が多いからか怪我をしている子も…
あとは野良猫ももちろんおりました!
インド門から船で行けるエレファンタ石窟群にはヤギもおりました!
それとムンバイですごいのは鳥です!鳩の数がえげつない!!
鳥(特に鳩)は苦手な人も多いので、もし鳥の数を見たい方は、ホテルから撮った人が全然いないインド門の写真を見返してください。左下の集合体がすべて鳩です…
ムンバイの海は汚いけど海岸線が美しい
空港から街なかまでタクシーで向かうと必ず海岸沿いを通るのできっと美しい景色を見ることができると思います。 ムンバイの街は海沿いにあるので有名な『マリンドライブ』の他にも、海に浮かぶモスク周辺の海を眺めることができます。
こちらは海の上に浮かぶモスク【ハジ・アリ】です。
観光地として上がることもありますが、あんまりオススメしません!人が多すぎて外の道まで人で並んでいたので見るのにかなり体力と時間が必要そうでした。
上から見たムンバイ
そしてこちらが飛行機から見えたムンバイの街。
緑と建物と湿気!日本のように湿気が多かったです。
最後にインスタで友達になったムンバイ住みのインド人から送られてきた写真で終わりにしようと思います。
写真はポワイという地区。この写真の右も左もどちらも同じポワイだそうです。ムンバイの今の姿、貧富の差がハッキリわかる面白い写真です。
左側の青いのはブルーシートです。インドの小さな家は屋根が壊れているのか、こんな風にブルーシートをかけている家が多いのです。
私はアジアで一番大きいといわれるムンバイのスラム『ダラヴィ』にも行ってきましたが…絶句でした。
その様子は別記事に書いているのでムンバイに行かれる方は是非読んでみてください!
まとめ
如何でしたか? 日本と全く違うムンバイの写真でした。
実際に街を歩いていた時には常に「何かトラブルに合うんじゃないか…」と身を構えていましたが… 思っていたよりは安全(?)でした。
ムンバイにはインド中の観光客が集まるようで人も車もかなり多いのですが、その中に日本人や中国人系の人は殆どおらず、すれ違うインド人に珍しそうにみられました。あの大きな目でじっと見られるので、たまに怖く思うときもありましたが…
実際はインド人はみんなチャーミングなのかもしれません。 「ハロー!」と挨拶をしてくれた道端でクリケットをする大人や、「あなたは日本人ね!」と片言の日本語で話すおばちゃん、カフェで喋りかけてきた酔っ払いのグループ…
本当はあまり見かけない日本人と話してみたかったのかもしれないなって帰ってきてから思いました。
怖いと思っていたけど実は面白い国、インド。
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